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TMJ Rehabilitation

​顎関節リハビリセラピスト養成講座|歯科連携・臨床実践アカデミー

​thoughts

​古泉 貴章

Takaaki Koizumi

講師は顎関節専門理学療法士の古泉貴章

養成講座への思い

 

ー開催は2018年から
ちょうど、Covid-19が流行る直前からで、対面の中級・上級講座は開催までに時間がかかってしまったのを今でも鮮明に記憶しています。

ー顎関節の勉強経歴
私が顎関節を独学で学び始めて14年(2026年現在)、歯科で勤務して13年が経ちました。その間に大学院で顎関節と頭頸部の運動解析の研究もさせていただきました。

 

ー学んだきかっけ
学び始めたきっかけは、整形外科のリハビリテーション科勤務時代に頸部疾患の評価・治療に難渋していた臨床1〜2年目でした。ある海外書籍にこんな文章が目に止まりました。
「頸部を診る時は顎関節・胸椎・肩領域も診なければならない」
こんな些細かなきっかけから、その書籍で学んだ簡単な顎関節の評価や介入を試してみました。今まで悩んでいた臨床での仮説・検証の紐が解け、介入効果も雲泥の差が出る位に違いました。

ー臨床が大きく変化
顎関節を学び、本当の「全身」というのが診えた気がしたのも鮮明に覚えています。顎関節から頸部、肩、腰、股関節の運動が変化するので、患者からも「魔法の手」「目から鱗」そんな喜びの声を沢山いただき、「顎関節」という運動器に一層惹かれていきました。

ー養成講座を作ってくれた存在
そんなきっかけや経歴もあり、何かこれは患者のためにも同じ臨床家の先生に伝えなければと考えるようになりました。
※そう思いながらも、基本は人見知りのため一歩が出ずに何年か過ぎていったのも事実です…
そんな時に株式会社PORT、当講座の事務局をしている林先生が後押ししてくれ講座をスタートすることになりました。


養成講座の目的
養成講座の目的は大きく分けて2つあります。
①学校では教育されない顎関節、顎関節症を学ぶ場
②医科と歯科の連携


1)顎関節、顎関節症を学ぶ
ーなぜ学ぶのか?
顎関節という関節は医師・理学療法士などが所属する「医科」では学びません。私は理学療法士なので、咀嚼筋は解剖学の授業で学ぶぐらいで、国家試験のために学ぶぐらいです。ついでに必ず国家試験には毎年「咀嚼筋ではないのはどれか?」という問題が1問でます、これは決まりです。
それはなぜでしょうか?海外の書籍に書いてあったように、本来は「医科」の私たちも学ばなければいけない関節という裏付けに他なりません。

ー歯科でも実際はあまり学ぶ機会はない
顎関節は日本では「歯科」に分類されます、なので医科の医療職は学機会がないという現状になります。ついでも「◯◯関節症」という関節疾患名で、医科で保険収載されていないのは「顎関節症」のみです。この話を整形外科にすると「算定できないの?関節症なのに?」と何人も同じコメントが返ってきました。
では実際、歯科ではどうか?というと歯科医・歯科衛生士の先生方に話を聞いてみても、実際は学ぶ時間はかなり少ないそうです。逆のことがおきます、関節症だから先生方(整形外科医・理学療法士)の方が詳しいんじゃないですか?と・・・

ー臨床家、患者が路頭に迷わないために
結論、教育機会が少ない顎関節・顎関節症。そして皆様が思う以上に多い、日本の顎関節症患者。有症率は3人に1人とも報告されています、しかし、診断・評価・治療できる者が少ないのが日本の特徴になっています。近年、民法放送でも「顎関節症難民」「隠れ顎関節症」「顎コリ」というキーワードで紹介されています。
そんな状況を打破するために、この養成講座で顎関節・顎関節症を専門医の歯科医の先生含め学んでいただけたらと思います。

 

 

2)歯科との連携
ー医療連携・多職種連携
顎関節症は医科と歯科の共通言語にもなりえます。頭痛・頸部疾患、肩関節疾患の原因が実は顎関節由来の可能性、顎関節症状の原因が実は頸部・肩関節領域
(=姿勢を含む)の可能性があります。
お互いがこの知識を得ることで、評価・診断・介入・紹介が安全かつ迅速に行えるはずです。

ー実際に歯科にいて分かったこと
私は13年ほど、歯科でも非常勤勤務をさせていただいています。対象は顎関節症、そして小児の口腔機能発達不全症を専門にしています。
そのなかで、噛み合わせ(=咬合)の治療、矯正、マウスピースを装着したら頸部痛な腰痛が改善した患者、姿勢が改善した患者も多くみてきました。
逆に頭頸部などのいわゆる姿勢から、顎関節症症状や小児の口腔機能が改善した症例も多くいます。

ー歯科と理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が協働する時代へ
医科と歯科の知識を持つことは、この講座で学ぶ強みとなります。今は、なかなか接点がない医科と歯科ですが、この講座を通して協働する機会になればとても嬉しく思います。実際に受講生から歯科で勤務するようになった、先生も複数います。
※年々、歯科で勤務するPT,OT,STも増え、13年前は私1人でしたが今は20名以上います。
「珍しいが増えると、当り前になる」私が14年続けてきて今思う言葉です。
患者のためにと思うことを続けることが大切だと思います。

顎関節リハビリセラピスト養成講座の目的は育成と連携
顎関節リハビリセラピスト養成講座は基礎・評価技術・治療技術の3本柱
養成講座のカリキュラム
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